闇金で借りた10万円が気づいたら100万に!増える一方の借金の解決シュミレーション
闇金だとわかっていたけど止むを得ず借りてしまった。
まさか闇金だとは思わずに借りてしまった。
どちらにしても違法な金利を支払うことになり困っている人はたくさんいます。
闇金の金利は業界用語でトイチ、トサン、トゴなど、たったの10日で1割〜5割の金利がつくのです。
まずはこんなに恐ろしい金貸しから借りてしまっていることを認識してください。
10万円くらい、10万円ならいいかと借りてしまったかもしれませんが、10日後には13万円を返済しなくてはいけません。
そんなすぐに返せるわけがありません。
返せなければ業界用語で「ジャンプ」と言ってさらにお金を借りることになり、あっという間に50万、100万円と借金は増えてしまったと思います。
このサイクルから抜け出すには、普通に返済しても無理だと思ってください。
どうしたら全額返済できるのか?
ここでは闇金から借りてしまった場合の解決シュミレーションを紹介します。

闇金からの借金解決策は2つ!親にお金を借りて完済をするか弁護士に相談する
どこからも借りられない状態だからこそ闇金に借りてしまったと思います。
そのような状態で自力で解決できるほど闇金は甘くありません。
厳しいかもしれませんが、闇金からの借金を全て返して関係を切りるのは至難の業です。
そもそも、闇金は完済ができないように貸しています。
その一つが高金利です。
違法な金利で貸し出して、利息だけの返済しかできない状況にしています。
一向に元金は減ることなく、利息すら返せない状況に追い込むのです。
終わりなく支払いを続けてもらうのが目的ですから、完済させないような仕組みになっています。
結果、時間の経過と比例して利息額は増えていき、10万が20万という形でどんどん増えていき返済ができなくなります。
これは闇金だけではありません。
ソフト闇金の場合も同じです。
結局はソフトであろうと闇金ですから、一気に返済ができなければ同様の結果になります。
違法なら無視すれば良い?闇金からの借金を無視した場合はどうなるのか
無視できる人はしてください。
しかし、実際に無視できない人が大半です。
例えば、着信拒否いや居留守を使ったとします。
本人に連絡がつかないなら勤務先や家族、親や親戚など、関係する人を調べられて連絡がいきます。
子供がいる場合には、子供の学校も簡単に突き止められ、追い込んできます。
これを全て無視できる人は少ないと思います。
一度でも闇金と関わってしまったら、解決しない限り関係を断ち切ることはできないと思ってください。
解決策その1 一括返済する方法
解決方法の1つとしては、一気に一括返済することです。
ですが、それだけのお金を用意するのは難しいでしょう。
そこで、もしも親に借りられるのであればお願いしてください。
終わりのない借金をマジメに返済するより、親に頼む方が賢い選択です。
ただ、親に頼めない場合もあるでしょう。
また、一括返済をしようとしても、闇金側がそれを受け取らない場合もあります。
親に頼めない場合や一括返済を拒否されるような場合、こうなるともう自力解決は無理だと諦めてください。
この場合には、弁護士にすぐに相談です。
解決策その2 すぐに確実に解決したいなら弁護士に!
本来、違法な利息で貸しているような業者への返済はする必要がありません。
しかし、実際には相手からの圧力や嫌がらせで支払いを拒否するのは困難です。
利息の支払いが永遠に続きます。
この場合には、弁護士に依頼すれば解決ができます。
闇金も自分たちがやっていることが違法だとわかっています。
そのため、法律家が介入してきてあれこれ言われるのは面倒なのです。
そのため、弁護士に依頼したことがわかった瞬間から取立行為をやめる闇金もいます。
むやみに取り立てして訴えられたり、刑事告発されたり、口座凍結などされることは闇金側もデメリットでしかありません。
元金だけの返済で穏便に済ませようとするのが一般的です。
闇金に強い弁護士であれば、あっという間に解決してくれます。
無料相談を活用してすぐに相談しましょう。
闇金解決シュミレーション〜素人では難しい解決までの流れ
実際に闇金から借金を弁護士に依頼して解決した事例を紹介します。
田中、佐藤、山本さんは法外な金利での貸付をおこなう業者から借り入れをしてしまいました。
3人とも、利息の支払いでいっぱいいっぱいになり、なかなか元金を減らせず、永遠と続く返済をしていました。
どの借り入れも違法な金利での契約ですので、法律上は無効で返済する義務はありません。
しかし、3人とも借りるときには違法とわかっていて都合よく借りたわけです。
返せないからといって返済を拒むようなことをしたら何をされるかわからないと怯えていました。
3人は弁護士に相談。
弁護士は、返済をする必要がないことを説明しました。
さらに、それぞれが返済してきたお金は本来なら元本分、利息分に関係なく全て取り戻せることを説明。
そのうえで、相手がヤミ金ということをふまえた交渉をしていくことを提案しました。
具体的には、今までの支払いを返還しないで良いというかわりに、債務(借金)がもうないとして和解(合意)することです。
田中さんに違法な貸し出しをしていたヤミ金はすぐにこの交渉に応じてくれました。
違法業者が交渉に応じた理由は、田中さんの借り入れは当初10万円でしたが、既に1年以上支払いをしていて、100万円近い返済をしていたからです。
しかし、佐藤、山本さんの相手は一筋縄じゃいきませんでした。
佐藤さんですが、10万円の借り入れをしたばかりで、返済した金額が7万円程度だったからです。
違法業者は利息はもちろん、元金分すら返済されてないとして応じませんでした。
既に説明したとおり、本来なら元金分も支払う必要がありません。
ですが、裁判をする費用や面倒を考えると、元金分だけ返済して和解することがベストだと弁護士は判断し、佐藤さんに提案しました。
佐藤さんもそれで良いと納得し、相手に提案。
結果、既に返済した7万円を元金に充当し、元金の残りの3万円の支払いをすれば完済とする和解案に応じたのです。
問題は山本さんでした。
どんな交渉にも応じず、山本さんへの直接の取り立てもやめてくれなかったのです。
弁護士は、山本さんが借り入れたヤミ金の調査を進めました。
- 振込明細から口座を特定。
- 貸金業登録の有無を確認。
- 携帯電話の番号から所有者を照会。
- 警察への被害届、刑事告発をおこなうための準備。
このような調査はヤミ金がもっとも嫌がることです。
警察に逮捕される可能性が高まるからです。
1人の債務者のせいで逮捕されるくらいなら、そこは諦めて他の債務者から取れるだけ取ったほうが良いと考えています。
そのため、こちらの本気度を見せることで、交渉に応じてくれる可能性が高くなります。
山本さんの相手もここまでしたことで交渉に応じました。
また、山本さんの場合、10万の借り入れに対して100万以上の返済をしていたので、30万円を返還するように要求したところ、返還に応じたのです。
これは、依頼した弁護士が全国ヤミ金融・悪質金融対策会議に所属している弁護士だったこともあります。
弁護士に依頼する際は、ヤミ金に強い弁護士に依頼することも解決のポイントです。
それでも応じない場合には、被害届の提出や刑事告発、ヤミ金融の情報提供などをおこない、捜査に乗り出してもらうように警察に働きかけを行います。